うらの歯科

concept

院長 浦野 慎二郎

京王線千歳烏山駅めの前のビル2階にある「うらの歯科」は2018年6月に開院しました。院内は無垢のフローリングや木材が組み合わった壁など木のぬくもりが感じられる温かな空間となっています。歯医者が苦手と話す患者さんを数多く見てきた経験から、「誰もが気軽に通えるような歯科医院を」との思いで地元であるこの場所で開業しました。現在も昭和大学に歯科補綴学講座の兼任講師として籍をおいており、常に新しい技術と精度の高い治療を追求しています。地域に密着したクリニックでありながら、大学病院で受けられるような内容の歯科医療をめざしています。

大学病院のように各分野専門の歯科医師が在籍

医院のコンセプトを教えてください。

お子さまや成人の方でも歯科医院に対して、「痛い思いをするのではないか」などマイナスイメージを抱いていることが多いと思います。当院は、幅広い症例に対応するとともに、そうした恐怖心や緊張感を緩和できるようさまざまな工夫をしました。受診を先延ばしにすればお口のコンディションはますます悪化しますし、お口の健康状態を維持するためには歯科医院で定期的にチェックを受けることが大切です。ですので、当院は「通りかかったから顔を出してみたよ」という感じで、気軽に足を運べるような雰囲気づくりに努め、患者さんとは、単に治療したから終わりではなく、長期的なお付き合いの中で一緒に口腔環境を管理できるような、お互いに信頼し合える関係を築けたらと思っています。

そのためにどんな工夫をしているのですか。

内装は親しみやすく居心地の良い場所と感じてもらえるよう自然の木材を多用し、カフェのようなイメージの空間にしました。待合室にはキッズスペースを用意し、ベビーカーでそのまま診療室へお入りいただけます。歯科器材の消毒や滅菌を行う部屋はオープンになっており、診療室へ向かう廊下から中の様子を確認できます。衛生面は見えづらく気になる部分だと思いますので、目の届く範囲としてスタッフが意識することでいつも清潔に保たれ、患者さんの安心感につながればと思っています。診察スペースは仕切りを立て、個室でも診療を受けられます。また、窓にブラインドを設置するなどプライバシー保護にも配慮しています。設備は歯科用CTを導入し、親知らずやインプラント治療の診査診断だけでなく、歯を保存することを第一に考え、なぜ痛みが生じているのかなど症状や治療の説明の時などに活用しています。

診療面ではどんな配慮をしているのですか。

転院せずに通い慣れた医院で治療を完結できるとうれしい、という声も多く、当院では幅広い症例に対応できるよう各専門性をもつ10人の歯科医師(総勢Dr12名在籍)に大学病院から非常勤で来てもらっています。歯科は医科のように専門性をイメージしにくいですが、実は専門が細かく分かれており、それぞれに強みがあります。また、女性の歯科医師は妻を含め8人在籍しています。私自身は、総合的な立場から、疾患の状態や患者さんのライフスタイルなどを鑑み、どのような方針で治療を進めたらよいか、無理なく継続的に治療を進めることができ、機能性と審美性、両方を満足させるにはどうすればいいかということを念頭に診療しています。こうした医療体制によって、駅前の利便性の高い場所にありながら、大学病院で提供するような専門性の高い歯科医療を気軽に受診していただけるクリニックをめざしています。

専門家の力を合わせ、ベストな治療を提供したい

院長の専門である補綴治療とは何ですか。

補綴治療は、歯を失った時に入れ歯・ブリッジ・インプラントで歯を補う治療です。補綴治療では、その補綴物が正しい噛み合わせで機能することで全体のバランスをとり戻し、かつ長期的に持続することが重要です。そのためには最初の段階でしっかりゴールを見据えることが大切です。ゴールが見えないとつじつまの合わない治療になり、根本的な解決にはつながりません。そのため、当院では最初の検査や診断、コンサルテーションを重視しています。補綴の中でも、私は特に入れ歯を使用する患者さんを多く見てきたので、入れ歯を入れたい、今の入れ歯が合わないと感じている方は是非相談に来ていただきたいです。そのため、セカンドオピニオンとして初診のご相談には無料で応じています。入れ歯を拝見して具合が悪い所や、もっと良くなる所があれば、ベストな調整を考えます。またインプラント治療も行っていますが、外科手術が伴いますので、患者さんのご意向を尊重し、慎重に考えてから進める方針をとっています。

他の先生の専門はなんですか。

昭和大学歯科病院の補綴歯科、歯科口腔外科に在籍する医師と矯正歯科医師がおり、総勢12名が勤務しています。どの先生も「患者本位の医療を」という私の考えに賛同してくれていて、優しい人柄ながらも知識・技術の研鑽に熱心です。私自身もそうですが、どうすればより精度の高い治療ができるか、強いこだわりを持って追及していく、そんな気質の持ち主です。先生方とは常日頃からカルテ内容やレントゲン写真などの情報も共有し、必要に応じて意見交換しています。一番大切なのは患者さんにベストな歯科医療を提供すること。治療方法から素材まで数ある選択肢の中から、その方に最も適した手法を考え、提案しています。症例によってこの分野のプロに任せた方が良い結果になる、と判断すれば信頼のおける専門家にバトンを渡す、という歯科医療を提供することで、少しでも患者さんにとって満足度の高い治療へとつなげています。

普段心がけていることは何ですか。

とにかく丁寧な治療です。私は「訴えている症状が改善すればそれでいい」という、淡々とこなすだけの診療ではいけないと思っています。もともと常に100点を求めたい気質もありますが、より良くなる方法があれば患者さんに提案して、じっくり時間をかけてでも精度の高い治療を提供したいと思っています。実際に大学病院に勤務していた頃から「もっとこだわればもっと良くなる」というスタンスで治療に臨んできました。すると患者さんが「多少時間がかかっても先生にお任せします」と一任してくださったり、感謝の言葉や手紙をくださったりしました。そうした経験から丁寧に患者さんに向き合うことで信頼関係が生まれ、その結果、より精度の高い治療につながると気づくことができました。

密なコミュニケーションで信頼関係を構築していく

患者さんとの接遇で大切にしていることはどんなことですか?

できるだけたくさんの会話をすることを大切にしています。私たちの理想は、患者さんが健康的な歯を長く保ち、失われた歯は適切な材料と方法で補い、いつまでもおいしくお食事をしていただけることです。それを実現するためには、治療の過程でもメンテナンスの過程でも密なコミュニケーションは欠かせません。そこから信頼関係が生まれて末永いお付き合いにつながると思います。また、口腔環境に影響を及ぼす日常的な癖があるかどうか、ご高齢の方は一人暮らしなのか、など生活背景を知ることも治療を進める上で重要です。他の先生方やスタッフも、積極的にコミュニケーションをとっています。小さいお子さんのいるお母さんが受診した時は、お母さんの治療の間、スタッフがお子さんを預かったりしますので、お子さん連れでも気兼ねなく受診していただければと思います。

歯科医師を志したきっかけは何ですか。

子どもの頃からプラモデルや木彫りをしたり、絵を描いたりと細かい作業が好きで、自分の納得いくまでずっと手を止めませんでした。このこだわりの強さや手先の器用さを将来に生かせればと考え、実際に進路を決める際、姉に歯科医師はどうかと勧められたのがきっかけです。家族に医療関係がいたわけではありませんが「得意なことを生かせる仕事に就きたい」という強い思いが夢をかなえる原動力になったと思います。実際、歯科医師になって患者さんから自分を信頼していただけるのはとてもうれしく感じます。技術はもちろんですが、治療に真摯に向きあう気持ちの部分もとても大切だと感じています。

最後に。

気軽に通える場所にありながら、専門性の高い診療を受けられるクリニックであり続けたいと思います。いずれの歯科医師も多くの経験を積んでいますので、何らかの良い解決策を提案できます。何か困ったことや気になることがあれば、まずは第一歩を踏み出して気兼ねなくクリニックの扉を開けてみてください。

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